誰か来るかなと思いましたが誰一人来る人がいません。静かです。あまり単独行はしないのですが独占感と孤独感が入れ乱れで癒されるようで落ち着きません(汗)しかしこのコースは良いコースだと思いました。
途中、女吾妻というピークがありましたが景観も全く無く、そこからどんどん下りて行くと峠の分岐に着きます。真っ直ぐ行くと鳴神山に行きます。所要時間は約3時間強らしいです。案外行く人もいるんでしょうね。ちょっと私には厳しいかな。今回はここから下界に下りていきますから右に曲がります。
誰も通らない理由が分かりました(汗) あの快適なトレッキングコースが嘘のような鬱蒼とした杉林に入ってしまいました。杉林ってなんだか生命観に乏しいというかあまり好きじゃないんですよね。
心細く足元を確認しながら下って来るとなんとソテツの若い芽である通称コゴミを発見。これは美味しいですよ。そういえば細い川が流れているし杉林だしということでこういうところにはこういった山菜があるものなんですね。またあまり陽が当たりませんから育たないコゴミは茶色になって枯れてしまいます。クサソテツはたくさんありますがそんな茶色いのばっかりでした。目を皿のようにしてやっとこういった青々として柔らかそうなものを探して少し山から分けてもらいました。人気が無いのが功を奏した結果です。
分けたいものです。やっと人家が見えるようになり安心しているとこういったアメ車の残骸?を発見できました。何ですかね、この車?すべてのタイヤがパンクしてしまい、動かすには相当覚悟が必要ですがなんだかもったいないです。昔、所さんの深夜番組でこんなのを自慢したい人が出る番組がありましたが今はそんな時代ではなくなってしまいました。寂しい限りです。
途中こんなお家もありました。おばあさんが一生懸命草取りをしていましたが、そんなセクシーな格好を撮ってしまってすみません(汗)広い庭に南イタリア(行ったことありませんが)風の白い壁のオレンジ屋根。手前に趣味の?ログハウスがあって蔦が絡まり、庭の真ん中には果実がなりそうな木がある、みたいな。ガーデニングにも相当凝っていて既製品は一切使ってないのは好ポイントです。家をよく見ると下の階の手前が洋風土間のようになっていてそんなところで軽く食事でもするのでしょうか。全く素晴らしいお家です。
そんな家を見た後に家に帰ると幻滅しますが食事だけは今日の収穫で良い感じです。コゴミはまず塩茹でして軽くアクを抜きます。あまり茹でてしまうとこごみ自体の味がなくなってしまいますし、軽すぎるとえぐ過ぎてあまり美味しくありません。私の味付けは軽く茹でた後、マヨネーズと味ポンで和え、すりゴマをかけます。この味ポンが肝でえぐさをかなり抑えてくれますよ。その他、いただいたカンカイを七味唐辛子マヨネーズで食べ、夕食には必ずいただくメカブ+納豆+豆腐+すりゴマの3点となります。最近またまた太ってきたので夕飯はご飯を食べないようにしていこうと考えています。ま、きっちりと焼酎は飲んでしまいますが…。
ということで久々に登山してみましたが登るときの苦しさはほんの一瞬で楽しいことばかりですね。もっともっと普段から訓練して今シーズンもいくつかの(私の中の)未踏峰の山も狙ってみたいと思います。