2007.7.16 奥多摩〜甲府〜雁坂峠
台風一過?ツーリング

季節外れの台風が夏休み前の3連休にやってきました。この時期どこの町でも夏祭りが予定されていて我が町内も意気込んで準備していましたが結局規模を大幅に縮小して終えました。台風はその後太平洋上に抜け月曜日は晴れの模様

ただ最後の連休月曜日は天王講といってお祭りの打ち上げが夜にあり、妻と子供たちは「なまか(西遊記)」を見に行きたいということで私も予定が詰っていたのですが、「劇場版ゲゲゲの鬼太郎」がひどい映画だったので見に行きたくないと主張し、台風一過であろうということで、なんと今回もさすらいのマンデーツーリング行ってきました。

AM5:03、いざスタート

プントとMP3を駐車場から出し、ツーリングの準備。今回で初回点検になる1000km超になることでしょう。最近プントは駐車場から出すだけで妻が殆ど使ってます。今日は子供たちを乗せて映画館に行くのですがその後も温泉に行くそうです(汗)

AM5:08、御成橋

台風であったことと早朝ということ、お休みだということで道は空いています。これがウィークデーであればこんな朝早くてもトラックでいっぱいです。実に快適。雲が低いですが台風の後といったら晴れると勝手に決めて、あっ、日焼け止め忘れたとのんきなことを考えていました。この時は…。

AM5:24、国道254号、川越市内

どうです!川越も信じられないくらいに空いていますよ。自ずとスピードの乗りもよくなってきます。

AM6:10、国道16号線から青梅へ

16号に入るとさすがにトラックも増えてきましたが考えられないほどスムーズにここまで来てしまいました。この16号線、よく伊豆に行く時に使いましたがそれはこの道をまっすぐ行く方向、今回初めて右に曲がって青梅、奥多摩を走ることになります。

AM6:32、青梅市内、JR青梅線

少し迷いましたが青梅市内に入りました。青梅の街は昔の映画の看板がそこらじゅうに掲げてあり、なんだかとってもノスタルジー。初めて訪れましたがこんな素敵なところがあったんですね。

画像は東青梅駅から電車が出たところを写真に収めました。八高線と同じ車両でしょうか?その時は気がつきませんでしたがもしかして単線なんでしょうか?うーん、まさにノスタルジーです。

AM6:55、国道411号

青梅の街も抜け、国道411号に入りました。途中、地元のおじさんに信号待ちで「このバイクのカタログもらったよ。いくらするの?」と窓まで開けて聞かれました。概算でいいましたがこういうことはもういつものことで通常だと対向車で眼を丸くしているのをよく見かけます。目立ちたいがために買ったわけではないのであまりこういったこともどうかな?と思いますが自分がもし見かけたら…?確かに眼を丸くすることでしょう。MP3は変なバイクです

いよいよワインディングになります。天気は雲が厚く、なんだか今にも降りそうな雰囲気。どんよりとしています。そして、台風一過の希望も空しく小雨が降ってきました(爆)

AM6:57、奥多摩はトンネル多し

天気も山らしく晴れているところと雨のところに別れます。路面状況もつかみ辛く、慎重に進まねばなりません。またこの道はトンネルが多いです。トンネル内で大粒の水滴が勢い良く落ちてくると驚きますね。思わず声が出てしまいます。

やはりまだナビを買うお金がないので地図を見ながら(もちろん止まってです)走ってますが、今回もあぶないところで間違いそうになりました。アメリカ村?というキャンプ場?のところで標識どおりに入ります。多分まっすぐ行ってもいけるんでしょうけど、ナビに慣れている体で慣れていない道というのはストレスが溜まります。

AM7:15、奥多摩湖の駐車場でひと休み

奥多摩湖に通じる道を上がっていくと一休みできる駐車場が見えてきます。ここは走り好きな人が多そうですね。まるで奥多摩湖サーキットのパドック?のようです。

ロールオーバー画像(ポインタをかざす)でそんなパドックのような状況が見れます。声をかけ迷惑そうな顔をされました(汗)がなんでも今度の日曜日にレースがあるそうで今日はその調整のためにここを訪れたそうです。私もDAXを持っているので興味津々なんですがあまり迷惑にならないところで退散しました。これをみていたらなんだかDAXをいじりたくなってきてしまった…。

AM7:23、奥多摩湖は満水状態

いろいろと水不足が心配されていましたが今回の台風でこの辺りはもう大丈夫そうです。山が入り組んでいることと海に比較的近いという状況なのでもしかしたら雨の降りやすい地域なのかも知れません。

AM7:29、奥多摩はカラフルな橋が多い

上の画像は赤い橋、ロールオーバー画像は黄色い橋、画像をクリックすると青い橋。奥多摩はカラフルな橋が多いです。

AM7:41、大菩薩ラインは山深き道

国道411号線はこの辺ですと大菩薩ラインというそうです。昔赤軍派?が山に隠って革命のために訓練をしようとした地域らしいですがこんなに山深いとなるほどと思ってしまいます。ただ秩父の山と比べると勾配はあまりなく、コーナリングを楽しめる道で非力なバイクでも大丈夫です。人気があるのが伺い知れます。

AM8:01、油断すると危険がいっぱい

非力なバイクでも大丈夫ですが油断すると痛い目に遭いそうですよ。木材の切り出し場が川のようになってしまってます。水というのは結構抵抗がありますのでハンドルをとられたりする危険性があります。また材木の残骸が辺りに落ちていて危険この上無しです。2輪で知らずに踏んでしまったら転倒パンクになりかねません。MP3はその点では安心して乗ることができます。

AM8:14、 柳沢峠

長い長い山道を走ってきましたがなんとかやっと柳沢峠に着きました。。これからは下り坂です。ここも良い休憩ポイントですね。バイクも多くいます。ここでも社交的な人とそうでない人に別れますね。私も積極的ではないですが(トレッキング程度の)山男?としてウザいと思われるかもしれませんが軽く声かけします。そんな中でもハーレーに乗っていた若い男性は見た目は恐そうですがMP3に興味あるらしく向こうから声をかけてきました。礼儀正しく人当たりが良いというのはいいですね。

ロールオーバー画像はロータスエリーゼに乗っている方。声をかけたらいろいろと話してくれました。エンジンはローバー製で現在のエリーゼはトヨタのエンジンが載っているそうです。知らなかった…。プントのオーナーだということを告げたら「プントって壊れやすくないですか?」と聞かれました。いつかは壊れるとは思いますがやはり一般的にはそう思われているんですね。

AM8:38、甲府盆地が見えた!

大菩薩ラインは本当に良い道です。走り甲斐があり、そんなに狭くもなく、道の状態も良いです。また狭い箇所には充分過ぎる程の標識があり自ずとスピードも落ちます。そんな峠道もそろそろ終盤です。目の前に甲府盆地が見えてきました。ここまで来ると雨も全く降ってません。台風で湿った空気は山では雨になるというのが今日の教訓になりそうです。

MP3は峠道でも安全に楽しく乗ることができましたが残念なのはミッションがただのCVTということ。全くエンジンブレーキが効きません。やはりブレーキにしか頼ることができないというのは辛いですね。長い下り坂ではかなりの負担になるんじゃないでしょうか?普通のミッションタイプのバイクでしたら車以上に有効にエンブレを効かせます。幸いにも前2輪ということで普通の2輪スクーターに比べたらいいのかも知れませんが車重が200kg超ではプラマイゼロです。その点プントはマニュアルモードがあるのでいいですよ。今でも傑作車だと思います。

AM9:06、国道140号線

塩山市、山梨市を越え、石和に入りました。 この道は通り慣れた道で地図無しでも結構行けます。しかしなんだか暑いです。晴れ間が出ているということもありますがさすが盆地、空気の逃げ道がないように周りは山で囲まれていました。

AM9:25、英国車専門店?でプント発見

そんな傑作車のプントを英国車専門店?見つけました。昔ミニがたくさんおいてあったところですが今は国産、ドイツ車、イタリア車と多国籍軍支援戦闘機基地となっています。

AM9:31、「かいてらす」で一休み

「かすていら」ではありません「かいてらす」です。地場産業を紹介する施設ですが一休みするにはいい場所です。宝石やワイン等のお酒類、煮貝などなどたくさん紹介されて売っています。なかなか宝石は旅行の出先で大枚叩いて買うということはないでしょうが飲食物関係はここでほとんど間に合うようです。レストランもあり名物「ほうとう」もいただけるようです。

AM10:14、登美の丘、サントリーワイナリー

「かいてらす」でまずどこに行こうかということに悩み、天気が良くなっているのでどこか景色の良いところをということで以前家族で行ったサントリーワイナリー「登美の丘」に行くことに決めました。以前訪れたということで道も迷わずに済み、係員の指示に従って駐車場に向かいます。今回はワイナリーを見学することがないのでずーと上のショッピングエリアに止めます。

バイクはロールオーバー画像のように斜線エリアに止めさせられます。あまりバイクで来る人がいないのでしょうか?ちょっと狭いです。

階段を上がっていくとクリック画像のように素晴しい景色に巡り逢えます。すべてブドウ畑です。こんな良いところはそうはないんじゃないでしょうか。山に目を向ければ雲がなければ富士山がドーンと見えます。本当に素晴しいです。

AM10:30、お土産その1、ワイン

さてここで最初のお土産、ワインを購入。これは妻へのプレゼントです。一番スタンダードで一番誰にでも合うという謳い文句に惹かれ、「登美の詩」というワインにしました。甲府盆地をバックに写真とってみました。素敵ですね〜w。本当のことを書くと実は店内の写真禁止らしいです。ライバル会社が多いのでそういう対処なんでしょうけども、注意したい点です。

AM11:00、武田神社

非常に格式のある神社です。説明文を掲載します。

甲府盆地を一望のもとに見渡す地に、信玄公の父・信虎公により造営され、「つつじが崎館」と呼ばれた武田家三代の屋形跡(国指定史跡)に武田信玄公を御祭 神として祀り建てられた神社。宝物殿には、国の重要文化財に指定されている「吉岡一文字」の太刀や、武田家伝来の古文書、刀剣、甲冑類など、信玄公往時を しのばせる品々が展示されている。境内にある「三葉の松」は、通常松葉は二本のところ一本多いこと、また黄金色(こがねいろ)になって落葉する事などか ら、身につけると「金運」ご利益があるといわれている。

ということです。山梨大学を更に登っていくとあります。ちゃんとお祈りしてきましたよ。

AM11:03、お土産その2、お守り

次なるお土産は合格祈願のお守りです。娘が来年高校受験です。父親としてはあまり勉強を教えるということはないのですがこういったものは父親の役目ということで買ってきました。しかし売り子の巫女さんは愛想がないですね。ニコリともしません。こういった場所では当たり前なのかもしれませんが客としての気分はよろしくないと思いました。

AM11:22、くいもんや北海道で昼食

ここはバイクツーリングのカリスマ、ダー岩井さん(埼玉出身!)のHPで紹介されている山梨なのに「くいもんや北海道」です。石和温泉駅の近く、140号線の通り端にあります。ここで有名なのは山梨名物「馬刺し丼」です。画像をクリックしてみてください。ドーンとこんなのが出てきます。最初は大盛にしようと思ったのですがダイエット中なので普通盛にします。それでも十分な量です。ちなみにお値段は850円。恐ろしく安いです。ちなみに大盛は100円プラスです。味のほうはもう文句なし!ぜひいったら食べてみてください。もう最高です。

AM11:54、ピーチライン、いい香りです。

さて昼食も済み、次は桃でも買いたいものです。桃の買えるお店を探しているとなんとピーチラインというあたり一面桃畑の場所に遭遇。甘い香りがします。空いているしもう気分は最高。今回の台風でいくらか落ちていますがたくさんなっています。

PM12:00、お土産その3、美味しそうな桃

しばらく行くとなんと全国に桃を発送している農協を発見!ここは大きかったです。その入り口付近にお土産コーナーが。しかしバイクに入れなければならないので、売り子のオネー様がおすすめの入れ物が小さいB級品をいただくことにしました。これのどこがB級品なのかはよくわからないのですが実に美味しそうです。もうすぐにでも食べることができるくらいの熟れ頃で持ち帰ることにはもしかしてやばいことになっているんじゃないかとそれが心配でした。それで注目のお値段は箱単位で8個入れて(もっと入れることできます)なんと400円。激安です。もう1箱買いたいくらいです。

PM12:29、お土産その4、高級な馬刺し

さあ勢いづいてきました。次は馬刺しです。昼食の馬刺し丼があまりにも旨かったのでこれも買っていってやろとお肉屋さんを探したのですがどこもお休み。途方に暮れていると高級馬刺しという看板を発見。のどかのところにそのお肉屋さんはありました。ウインドウを見てみると馬刺しでもたくさんの種類があります。一番安い赤み(グラム450円)にロース、ヒレ、珍しいところではハツ(心臓)がありました。でもやはり買うからには一番美味しいものということで一番高級な霜降り馬刺しにしました。しかしこんな高いお肉久々に買いましたよ。トホホ。家族で食べますのでなるべく大きいものを選びました。

PM12:44、お土産購入完了

さて今回も活躍してくれましたよ、MP3専用クーラーボックス(=宇都宮餃子みんみんの箱)。肉屋のおばさんが驚いていました。あんたよく持って来たねーってw。おばさんに大きい保冷剤ももらい準備万端です。

今回のお土産も入れるのに苦労しましたがどうですか?まずオリーブドラブのバックにはワインお守り、真ん中にはB級品の桃。そして後ろのトランクには馬刺しとドンピシャです。もうこれ以上は詰め込めません。なにはともあれ桃が傷まないか心配だ…。

PM12:55、雁坂峠で帰還開始

そろそろ戻る時間になってきました。天王講は午後6時からなのでそうゆっくりはしてられません。140号を秩父方面、三富に向かいます。途中三富支所で待望の1000km超を達成しました。やったー!途中温泉に入ろうと思いましたがやっぱり桃が心配で帰ってきました。

ロールオーバー画像は途中、広瀬ダムで大規模な放水をやっていたときのものです。見事です。そんな景色を見ているといつの間にかなんと雨が…。山はやはり荒れています。台風一過は関係ありませんでした。

PM1:16、雁坂トンネル

バイクで初めて雁坂トンネルを通ります。料金は560円。高い!ちなみに原付だと70円。安い!バイクなのでよく値段を確認してピッタリのお金を用意しました。バイクで料金所も初めての経験です。料金所のおじさんも驚いて見ていましたが納得の金額に領収書だけいただきました。

さて駆り坂トンネルを通ります。ロールオーバーはその様子。はっきり言って寒い!外は暑いのにトンネルはとにかく寒い。一直線なので自然とスピードが上がりますのでどうしようもなく寒い。雨も激しくなってきました。

PM1:38、出来立てホヤホヤの滝沢ダム

雁坂トンネルを過ぎると今度は出来立てホヤホヤの滝沢ダムが姿を現します。やっぱり放水しています。大きいダムですのでこちらも豪快です。ループ橋からの撮影ですが良いところですよここは。

この140号線とてもいい道なんですがひとつ難点があるとすれば土地柄、観光バスが多い。もうその後は渋滞になっています。道も広くないので車は殆ど抜くことができません。でも悪あがきでバスにピッタリとくっついています。あぶないですね〜。私の場合バイクですからスイスイと1台ずつ抜かして最後のバスもパス。快適に帰ることができました。

PM3:48、無事帰還

今回のマンデーツーリングも無事終了しました。走行距離距離は331km。この後すぐに赤男爵に行って初回点検オイル交換を施しました。30分で終了ということなので本当に点検しているのか?と思いましたが、作業中にシャワーを浴びに帰りました。

次は夜の本番、天王講ですが大人方々に飲まされる飲まされる(汗)もう全く記憶がありません。お酒のチャンポンはいけません。チャンポンは飲み口が変わるから量がいってしまうんですよね。本当にひどい目に遭いました。

さてお土産ですがまず心配だった桃。ちょっと痛んでしまいましたが最高の甘さです。これは絶対にお得だと思いました。次に「登美の詩」ワイン。これも旨い。いつも半分の値段のワインを嗜んでいるのですがぜんぜん違いますよ。これはいいワインですわ。さてさて次はみんなが注目の馬刺し。これもやはり霜降りだけあって脂のノリが違います。舌の温度で甘く解けていきます。みんな大絶賛。さすが高いだけはあります。

最後のお守りですが普段から気難しい娘が武田信玄の神社ということでカッコイイーと喜んでいました。受験がんばってくださいよ〜!

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