2007.7.1 草木ダム〜ぐんま昆虫の森
親子愛?波乱のタンデムツーリング

MP3が納車され、ブログも始め、ツーリング記をニヤニヤして作っていると、
「たまには一緒に遊びに行こうぜ」
と普段は友達と遊んだり、バスケで最近そんな事一言もいわなかった息子が一度タンデムシートに乗せた途端せがんできた。しかもそのさすらいのマンデーツーリングの資料本で特集が組んである「ぐんま昆虫の森」に行きたいという事だった。…それでまた行くことになった、しかも日曜日に…(汗

安全対策、その1

日曜日は仕事なので今回は半日休みをもらう事にした。

MP3は法規上はヘルメットを被らなくても良いがそこは可愛い息子のため、当たり前であるがちゃんと対策をとる。普段DAXで使っているお椀のようなヘルメットよりも断然丈夫で良く出来ているスキー用のヘルメットとゴーグルを装着した。ちなみにヘルメットはイタリア製である。なお125cc以上でヘルメット規制のあるバイクには捕まりはしないがこのヘルメットは規格外となる。

安全対策、その2

タンデムツーリングで一番心配される事は後ろで寝られてしまう事。いろいろと考えた末、丈夫なウエストバックに丈夫なナイロン製のベルトをかませて、二人をがっちり密着させる事となった。これがものすごい効果!MP3にはバックレスとがないがこれでゆったりと乗れ、安心感も段違いとなった。大きい大人とのタンデムは寝てしまった場合共倒れする危険を伴うのでやめた方が良いが、このくらいの子どもには走行的に全く問題ないようだ。

AM7:03、スタート、燃料補給。

月曜日の寂しいツーリングで燃料を使い果たしているので給油して出発した。高校生時代コッソリと原チャリに乗っていたときはシート下に給油口があったがMP3はキー連動で足元の蓋が開く。もちろんハイオクを入れるのだが車と違って10Lも入らない。距離は満タンで300kmは走るので非常に経済的ではある。

AM7:45、空いている刀水橋

曜日も変われば状況も変わるということでウィークデーでは「どんだけー」というくらい混むこの橋も日曜日はこんなに空いているという状況です。こんな道ですから自ずとスピードも上がりがちで、それでも後ろに乗っている息子は「気持ちいいー!」叫びながらMP3を楽しんでました。ベルトでつながれているとはいえ結構なスピードを出しているときに両手を離してもらっては困ります。

AM8:10、コンビニで一休み

タンデムでは普通のツーリングに比べて余計多く休憩を取ったり、短い距離にしたりと気を使うものらしいです。ですので太田市を抜けたところで早速コンビニで休憩に入りました。

ダイエット中の私はヘルシーな飲みもので我慢しなければなりませんが育ち盛りの息子はやはり食欲も旺盛です。写真は良く登山で食する「じゃがりこ、即席焼そば風」です。「じゃがりこ」にお湯を入れ、ふやけたところでお湯を捨てるというものですが、これがとてもうまい!登山する人の間では有名で、息子にとっては「じゃがりこ」といえばこれという感じです。一度お試しあれ、癖になりますよ。

AM8:50、銅山街道ですごいことが…

昆虫の森が開園にまだ時間があるということで草木ダムでも一周しようと思い、銅山街道に入るとあまり目にすることのない車がわんさか走っているではないですか。息子ともども驚きで、私たちの前にはポルシェカレラが。他にもNSXスーパーセブンオースチンヒーレーなどエンスー好みの車がそこかしこにある状況でした。ウィークエンドはいつもこんな感じなんだと思ってましたが実は…

AM9:15、エンスー軍団ハケーン

そんなエンスーな車の後をついていくとなんとちっちゃな駐車場にこれでもかーという程の珍しい車が右往左往しているのが見えた。何かの集まり?エリーゼフェラーリランボルギーニまである。吸い込まれるようにこの集団の中に入っていってしまった。

どこに止めようかとこちらも右往左往していて、適当に止める場所を見つけたらMP3を囲んで人だかりの山。なんだかちょっとうれしい気分。

「これはどこのバイクですか?トライク?」

「イタリア製です。トライクで普通免許で乗ることができます。」

「写真とってもいいですか?」

「もちろん、どうぞ、どうぞ、どうぞ」

まだまだ出たばかりで認知度がないせいか、MP3もなかなかのインパクトだったようです。

AM9:20、名車の数々

これはと思う名車をここで紹介すると、ロータスエリーゼ(左上)、ランボルギーニディアブロのTトップ?(右上)、フェラーリ348タルガ?(左下)、フェラーリディノ246GT?っと(間違っていたらごめんなさい)正式名称はわからないですがこういった車が次から次へとやってきます。

AM9:25、お気に入りの一台

そんな中でも私のお気に入りは通称「ダルマセリカ」という旧日本車。これはきれいでした。オーナーさんも気さくな方で少しばかりお話もさせていただきました。

「この集まりってなんなんですか?」

毎月第一日曜日にみんなで集まっているんですよ」

「なんかイベント名とかないんですか?」

「そういうものはありません。ただ車好きが集まっているだけです」

…なるほど、埼玉にはこういったものはないような気がします。とても素敵な集まりだと思いました。

ということでこの後、今回の親子ツーリング目的である「ぐんま昆虫の森」に向かいました。MP3のまわりはまだ人がたくさんいます。おぉ人気者ですね。ま、今だけでしょうけど…

戻りの道の途中、どこかで見た集団が反対車線を走っているのをまたもや発見。それは埼玉ではツーリングの一大サークル「Spirits」皆さん。(…というか多分私も入っているんじゃないかと思いますが…)こちらも相当インパクトがあります!

AM10:23、ぐんま昆虫の森

ぐんま昆虫の森に着くころになると晴れ間が出てかなり蒸し暑くなりました。もう夏気分です。この施設はこのように温室があっていろいろな蝶が乱舞しているそうなので楽しみです。中学生以下は無料大人は400円となっております。また施設の大半は里山風の森で時間があればガイドがついて歩き回れるそうです。今回はそんな時間もなさそうなので箱物内の探索です。

AM10:38、ドーム内にて

中をいろいろと見て周り、いよいよドーム内に突入しました。写真のように滝が流れていて、蝶がうわさ通りに乱舞していました。今まで見たこともない蝶が目の前を飛んでいく姿は極楽浄土ではないですが非日常的で、普段の生活に疲れている人にはとても癒される空間となっています。

AM11:21、新じゃがのおみやげ

今の時期、この施設では新じゃがをアンケートを書いてくれた方におみやげとして袋いっぱいプレゼントしています。旬も物はいいですね。こういったサービスをしていても館内を見ると人もまばら。しかも今日は日曜日ですし…。結構厳しい現実があるのかもしれませんね。

AM11:31、別館にて

本館を順路にしたがって見て回り、もうひとつの施設の別館にてチョリトス南国風ジュースをいただきました。こういった公共の施設としてはなんだか高価なおやつ?で食べているのは私たちぐらい。これで1500円弱。ここはディズニーランド?

かといってカレーは390円となんだか激安。もう少し考えて値段設定したほうがいいんじゃないかと思いました。ま、余計なお世話でしょうけど…

AM11:43、一路帰宅

ということで半日しかない忙しいツーリングも帰宅の時間となりました。なんだか写真は笑顔ですがこの後大変でした(汗)

まず、ジャガイモの他におみやげとして、「コロリンしゅうまい」を考えていたのですが、店が見つからない。どうしても見つからなくて挙句の果ては通りがかりのこの辺の通であろう女子高生に聞いても「知らない」…。それでタイムロスが30分。結局今回はあきらめてしまいました。おみやげとしてはコロリンしゅうまいは冷凍ということでMP3専用のクーラーボックス(=宇都宮みんみんの発泡スチロールの箱)まで用意したのに本当に残念です。とにかくナビですよ、ナビがなければ何もできない・・・

さらにそのコロリンしゅうまいを探している最中に、後ろでコロリンコロリンしている人が…。なんと息子が夢と現実を行き来しているじゃないですかー。道はわからなくなる、息子を起こさなければならないとてんやわんやでもうこりごりだと思いました。

PM1:31、何とか帰還

その後の帰り道は本当に悲惨でした。ヘルメットは当たる前後に倒れるなど、気が気でない状態でした。

「お父さんの背中あったかーい。眠くなる…」とか言っている場合じゃないんだよ。

しようがないので服を脱がせ、水分を与えてやっとのことで家に帰り着くことができました。

「バイクに乗っているとき夢見た」と母に言っている姿を見て本当にやばい状況だったということがわかります。

しかも帰ってベッドで寝ているかと思えば目をぎらつかせDSで「ゼルダの伝説」やっているし、本当にふざけるなっちゅうねん。

なにはともあれ今回の走行距離は175km、累積距離は目標のちょうど半分500kmとなっています。はぁーッ

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